防災ビジネス

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復活ノート

「防災ビジネス」
数年前から、毎年一つ何か国家資格を取ることを目標としています。
電験三種や危険物取扱者(乙4)なども、1回で合格することができました。
それを取ったから、どうなるというものではありませんが、暗記力を落としたくない思いだけです(ちょっとしたことがおぼえられなくなるのは淋しいものです)。
それに、薀蓄(うんちく)もたまるというものです。
今までの成績に気をよくしたのか、今年は「気象予報士」に挑戦しようと決めました。
テレビニュースの最後は、「明日の天気」ですが、それを伝える若い女性には、ほとんど「気象予報士」という肩書きがあります(気象庁の予報を読んでいるかぎりは、「気象予報士」の資格は関係ないですが)。
それならと奮起したのですが、参考書を買ってきてびっくりしました。
これは、今までにない範囲の広さだったのです(お天気博士といわれる森田正光も、一度落ちたことがあるのはご存知のとおりです)。
受験の範囲は桁違いです。温位、逆転層、エマグラムなど、初めて聞く言葉が山のように出てきます。しかも、数式をおぼえなくてはなりません(空を上げると数式が散らばっているような気さえします)。
しかし、最近は、今年合格しなくてもいい、ぼちぼちいこうと思っています。
とにかく天気予報はよく当たるようになりました(近所のスーパーで、おばちゃんが、「毎日天気予報通りなのでおもしろくない」と贅沢なことを言っていました)。
最近は町単位どころか、ゴルフ場、高速道路までの予報が出ています。
しかし、最近のゲリラ豪雨は、気象庁でもわからないようです。
要するに、豪雨になるのは、積乱雲が発生するからです。
地上と上空の温度差が大きいと、冷たい空気が下に降りようとします。そのとき空気と空気が激しくぶつかり、静電気が発生するのです。
静電気が行き場を探すときに、雷鳴と稲光が起こります。そして、激しい雨が降ります。
こういう現象が、ヒートアイランドか何かで、数十キロの範囲で起きるので、予報がむずかしいのです。
しかも、都会は、雨樋(あまどい)状態なので一気に水があふれだします。
それを防ぐインフラは莫大な費用がかかります。地方の道路整備でも、暫定税率、公債などとあわてているのですから、どうなるのでしょうか。
しかも、警察も消防も助けに行けなかったことが問題になっています。
個人の対する災害ビジネスを考えませんか。家屋の仕組みだけでなく、ボタン一つで逃げられるようなものです。